2018年 01月 17日
あっやしい〜?
1軒のガラクタ屋さんを見つけてはいってみた。
ほんの2畳ほどの煙草くさいお店。
そこでみつけたお茶碗をふたつ、友達に値切ってもらって買った。
友達とおじさまとの会話がそれこそまさにジャッキーチェンの映画の台詞みたいでおもしろかった。笑
家の名前が底に点字で彫ってあって、これは昔、村の集まりの時にそれぞれの家から食器を持ち寄って使っていたから間違えないように彫ったんだよ〜って、おじさまが教えてくれた。
そういえば昔の日本も同じ〜、重箱や梯子なんかに屋号を書いたりしてたもんなあ。
それとゴム長靴にも屋号や名前が書いてあったなー。
書いてあっても違う人の長靴履いて帰ってしまう酔っ払いのおっちゃんたちを思い出しちゃう(笑)
その底に屋号のはいったお茶碗は、内側が白で外側が杏色。
150年くらい前のもので、この杏色ってのがめずらしいんだ!
って言ってたけどどうなんだろう?笑
どうかは不明だけどすてきだから今でも大事に使っています。
使うたびにおじさまの顔が目に浮かんでしまうしー。

「なあ、この店はボロくて汚いけどモノはいいもの置いているよ」
「おれははっきり云うんだ、いいものはいい。悪いものは悪い」
「家にはいっぱいあるけど別に今それを売らなくてもいいんだ。こうゆうものは1年、いや10年、ねかせればねかせるほど価値が上がるからな」
以上、路地裏のガラクタおじさまの名言ナリ。
もしまた来るようなら電話してくれって渡されたショップカード。
来るならスペシャルなもの家から持ってきてあげるからって。
(ほんとうかよ!?)と思いながら、、、、
じ、実は!もういっかい、2日後にこのおじさんのお店に行ってみたわたし!(笑)
よく来たな〜って奥からごそごそとブツを出してきたおじさま。
あっ、やしい〜!?
でもいいの。だまされても。
骨董ビルのブースで社長椅子にふんぞり返りながら煙草スパスパ吸って、
桁違いの値段をふっかけてくるようなあやしいおじさまより、路地裏のあやしいおじさまにならだまされてもいい。はたして骨董か?ガラクタか?そもそもどこからが骨董なんだいね?笑
おじさま、いつかまた行くからそのときは博物館並みのブツを用意しておいてね!
by sun3-sea4
| 2018-01-17 18:15
| SUNSEA旅行記
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