2017年 08月 23日
ジェニファー
大きな相席テーブルの空いていた1席へわたしは案内されました。
はじめての夜、おゆうはんを食べにいったあのオステリアでのことです。
イタリア語のメニューに目を凝らしていると
「よかったら一緒に白ワインいかが?」と、
向かい側に座った女性に声をかけられたわたしはちょっとびっくりしたけど、
ありがたく彼女のカラフェワイン(Vino Bianco!)を1杯いただくことにしました。
フランスのリヨンからこの街に来たという彼女もひとりディナーだったようで両隣のカップルたちをチラチラと見ながら、わたしたちにはちょうどいい席だね!と笑っていた。
「今夜、どこかの教会でサマーオルガンフェスティバルがあるだけど一緒にどう?」と彼女からワインに続くお誘いを受けた。彼女はそのコンサートを街角のポスターで知ったらしかった。おもしろそうだし、答えはもちろんYES。ポスター見たらもうすぐはじまる時間じゃん、急げ〜!!
お店を飛び出して急ぎ足でバス停へ向かう途中、そういえばお互いの名前を聞いていないことに気づいて石畳の上でキャアキャア笑った。
彼女の名前は、ジェニファー。
「え!?ジェニファー?絶対忘れないよ、ジェニファーロペスのジェニファーでしょう?笑」
そう言ったら彼女が
「Actually!わたしはジェニファーでボーイフレンドの名前はロペスっていうの!ほんとだよ!写真見て!」
って言ったもんだからお腹抱えるくらいおかしくてふたりでしゃがみこんで笑ってしまった。
うううう!(笑)
ジェニファーがバスの運転手さんに教会の場所や美味しいレストランなどを尋ねると、今度は運転手さんがお調子良くナンパしてくるっていう様子を見てさすがイタリア式だなあと感心してしまった。
俺が仕事じゃなかったら連れて行ってあげたいんだけどね、だって(笑)
さすがイタリア男、オルウェイズハンター。
郊外まで行きバスを降りて、パイプオルガンの音色が聴こえてくる教会を足早に目指した。
知らない街の教会に響き渡る音色に感動しながら、それにしてもどうしてわたしはいまここにいるんだろう?とふと考えたらなんだか不思議で楽しい気持ちになりました。
ジェニファー、わたしのブロークンイングリッシュにつきあってくれてありがとう。
そしてわたしたちはまたあした会う約束をした。
by sun3-sea4
| 2017-08-23 16:56
| SUNSEA旅行記
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