真っ黒になるまで in Saigon



Acoさんと行った骨董通りで古い古いceladonの器をふたつ買いました。
重みもあって自然な貫入も入っていてヒトメボレ。
1600年代?1700年代?のものと説明をしてもらいましたが、いたって正体は不明。

翌日は、ひとりでまた骨董通りへ。
軒先にガラクタ箱を並べるおじさまのお店に入ってみると、割れたものしか置いていない(!)
なんでどうして不思議でたまらずドギマギしちゃって滝のように汗が出てきた。
さっき飲んだビールのせいかも?

そしたら蜘蛛の巣が張った棚にお皿の山、発見。
お皿を裏返してみるとSaigon×Franceのものとかあって、
ワクワク興奮してきてまた汗が吹き出た。
こういう時はとにかく全部見ないと気がすまないので
重なったお皿を全部ひっぱり出してくまなく見た。

おじさまに1枚のお皿の値段を聞いたら、人さし指立てて
「100。ワンハンドレッド」と言ったから
(100ドルか、、、、高い、、、)そっとお皿を戻そうとした私に言った。
「どれが欲しいの?まずは選んでみなよ」
そう言われちゃったら選ぶしかない。
値段を気にせず気にいったもの選りすぐったものを7枚並べた。
するとおじさまが10枚だと半額にしてあげるって言うからまた掘り直し。
おまけもつけてもらって11枚。
さあ、ハウマッチ?

「500,000」
( えっ!)
(えっ!)
(えーっ!)
おじさまが笑いながら「ドルじゃないよ、ベトナムドン!」

ベトナムドンかあ!
ならば買える、やったー!

骨董通りはUSドルも使えるからって
おじさま、ドルとドンをかけてわたしをからかったな?笑

ホテルに帰って鏡見たら、
まるで煙突掃除したみたいにじぶんの顔が真っ黒になっていた。
白いTシャツも真っ黒け。
夢中で楽しい時間だった。


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大晦日、じぶんでもばからしくなっちゃうけど
いちかばちかまた行ってみたらおじさまのお店だけ開いていた!
おじさまも、おまえ大晦日によう来たな!って感じで笑ってた。
軽く掘り直して、いっぱいおまけしてくれた。

結果、おじさまのお店で、古いお皿を30枚ほど買ったわたしであった。
それは最初に買った古いCeladonの器2枚よりも安かった。
日本に持ち帰ってSaigonで見つけたお皿を使うたびにこの時を思い出します。




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by sun3-sea4 | 2016-12-24 11:35 | SUNSEA旅行記 | Comments(0)

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