2015年 09月 02日
叶う青い靴

shang shangのウェディングパーティーでの丸テーブル席、
となりになったのがshikaちゃん。
そのまたとなりがayakoさんだった。
ビビアンスーにとっても似たayakoさんは
ロンドン留学中にいまの台湾人の旦那さんと知り合って台湾に住むこと5年。
すっかり英語を忘れてしまった、と笑っていた。
はじめましての挨拶の流れから意気投合
わたしは2人に台湾について質問攻めをした。
実は行ってみたい場所があって…
アポイント制らしく…行けるものなかのか?どうやって行ったら良いか?
と尋ねたら、なんとびっくりそこは2人が住むエリアであった!
そしたらば、shikaちゃんが
ちょっと電話してみますね!と
パーティー中にもかかわらずその場所へ電話してくれたのであります。
そのわたしが会いたいかたは16:00までならアトリエにいるとのこと。
しかしいまはまだshang shangのウェディングパーティー中、14:30。
パーティーが終わって向かえばギリギリ間に合うかも!?
どうやって向かう?タクシー?
そしたらば今度はayakoさんが
迎えにくる旦那さまの車でそこまで連れて行ってあげるよ!と言ってくれた。
行けることを諦めかけていたことが叶いそうな瞬間に涙がこみ上げそうになった。
ちゃっかりとお迎えの車に便乗し、ハイウェイを日本語英語中国語mixの会話でぶっ飛ばした。
16:00までに間に合うのかな?
どんどんと進んでいく時間とハイウェイとワクワクな気持ち。
遅れそうなことを伝えたいために何度か電話したけれど誰も電話に(…でんわ)
カーナビが反応しないような土埃舞う小さな通りに到着すること16:00ちょっとすぎ
門は開くも、、、、上からはお経のような音楽が流れ
もしかしたらメディテーションタイムなのかと門の前でしばし待つことに。
そしたら向こうから老師らしき方がてくてくとこちらに歩いてくる姿が目に入った。
わたしはそのかたの顔を知らなかったけど、会いたかったひとだとすぐに確信した。
(ドキドキ)ニイハオ!
わー!!!!
どこかの雑誌のページで洋服を知っていつかお会いしたかった鄭惠中さんに会えたー!!
鄭惠中さんが見立ててくれた洋服を何着も鏡の前で羽織る。
おもてうらを反対に着たり、まえうしろ逆に着たり、
下げたり上げたり。
着ていたSUNSEAの洋服や履いていたCut Off Lace-up shoesについて語り合う時間。
奥から台湾民族のエプロンを紹介してくださって、わたしはその民族の智慧にとても共感した。
それもこれもshikaちゃんがぜんぶ通訳してくれたおかげ。
夢のような3時間をすごすことができました。
欲しいものがたくさんあったけど
とつぜんの訪問チャンスで持ち金があまり無く
帰りの電車賃を残し、財布を空っぽにして鄭惠中さんの洋服をお買い物した。
老師は「実はわたしも昔、靴を作ったことがあるんですよ」と
左右色バラバラの箱の中からわたしのサイズをごそごそと探してくださり、
それをなんとプレゼントしてもらった。
それがこのMADE IN TAIWANの青い靴。
思いがけない夢のような時間のなかで
鄭惠中老師からたくさんの智慧とエネルギーをもらった。
帰国してからも鄭惠中老師からもらったDVDを見ながら
その智慧とエネルギーをまたひしひしと感じている。
「お経のようなBGMが流れていたから、メディテーション中かと思っていました」
と、伝えたら
「そんなに真面目じゃありませんよ」
と大笑いしていた。
そのユーモアがまさに鄭惠中さんなんだろうなー
洋服をただ作っているだけではない、深い深い鄭惠中さんの智慧、ユーモア。
だからわたしも手にした洋服をユーモアたっぷりに着こなしてみたい。
願い叶った思い出の青い靴。
by sun3-sea4
| 2015-09-02 19:10
| SUNSEA旅行記
|
Comments(0)