バイバイ寅作おじいちゃん

（これは1979年だと思われます）

先週、寅作じいちゃんが亡くなりました。
99歳!!!! 約100年 !!! 大往生 !!!

最期1ヶ月の入院を除けば
大病もなく、ボケもなく、食欲もりもり。
今年の夏の99歳お祝いでのシャキシャキ元気な姿も記憶に新しい。




職人気質の働き者で、酒もタバコもやらない、植木と鯉を愛する
ちょう（×100ほどの）頑固者。




ぺらぺら話す人ではなかったから
深い会話のやりとりをした記憶がないのだけど（…笑）

黙〜って、ごはんをモリモリ食べる姿や、朝から晩まで畑仕事をする姿を鮮明に思い出します。

今は亡きおばあちゃんからの、ぐっちぐちな嫌みに耐えていた姿も…
（なんでそんな言葉をおじいちゃんに言うのだろうか、と私は当時とても嫌な気持ちになっていた）
そんな耐えていたおじいちゃんがたった1度だけ、無言のストライキをしたことがあった！
ビシッと障子をしめ部屋に閉じこもり、
どんな言葉をかけてもトイレへ行く以外は出てこなかったのである。
2日か3日くらい続いたのかと記憶にあるのだけど…日数は忘れてしまった ;
（あのおとなしい寅作おじいちゃんが！）と、
未だに忘れられない衝撃な事件であった。


葬式も終わったけど
まだ茶箪笥の前に座って
お茶を飲みながら柿の種をぽりぽり食べたり、牛乳パック開いたり、
新聞広告ゴミ箱を作ったりしているんじゃなかろうか？
また正月になったらカニを頬張ったり、ファンタで乾杯したり、
「おらは、餅は4つだぁ」といいながら、5つ食べるんじゃないか？笑
と、そこに幻影を追い求めてしまう感じ。




寅作おじいちゃんの大好きだったものは、植木や鯉にくわえ
「ジャイアンツ、カツ丼、ファンタグレープ、鰻、餅、パン」
そしていちばんは、、、お正月のお楽しみ、「花札」 !!!!!

全部、棺桶にいれましたー
食べて終わるものばっかりで申し訳ないけど（笑）

花札はむこうで楽しんでもらえるだろう〜！

わたしは実家へ帰る回数がどんどん減っていたけど、
必ず帰るお正月に
毎晩花札をしたことがいっちばん楽しかったよー、おじいちゃん！









はるか昔の高校生のとき
「ちょっといいハーモニカが欲しい〜」と
おじいちゃんにねだってお金をもらい、
ハーモニカを買わず洋服を買ってしまったことが…
いまだ私の心の片隅に君臨している。

おじいちゃんへの懺悔です。

合掌
HariOM !


これは死んでなくて昼寝しているところ！笑
（Sexy寅作、おそらく17年前の1995年頃!?）